くーちゃんくーちゃん 2011年03月26日
2011年03月/ 02月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫04月
--.--/-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑
2011.03/26 (Sat)

明日が晴れなら

「あのね。今日の放課後屋上に来てくれないかな?」
そう私は鏡に向って同じ言葉を何回も何回も繰り返していた。
はっきり言って私の声は小さいしクラスでも目立たない方である。
そんな私が告白なんて……。
もう考えるだけで顔がリンゴ色に変わってしまう。
だけど言わないと。そう、私に決意させてくれた人のためにも。

夜が明けても私の心臓はバクバクうるさくなっていて、立ち上がっても緊張のあまりうまく歩けなかった。
だけど頑張らないと。そう思い私は家を飛び出た。

そして学校の休み時間になると何回も告白するぞと頑張るけど、
『よし行くぞ』と決めた途端に授業開始のチャイムがなるのだっだ。
ハァ。私って駄目だなぁ……。
昨日もあんなに練習したのに。
応援してくれたあの人に申し訳ないよ……。
そう考えると凄く自分が情けなくなって泣きたくなった。
もう自分なんかこの世界から居なくなったらいいのに。

――そんな風に考えた時に私はあの人に逢った。
そして私は自分を信じるって言う勇気を貰ったんだ。
なんて私は馬鹿なんだろ。また同じ事を繰り返そうとしているなんて。
私は私を信じる。どんなに情けなくたって自分が信じないと、何もかも駄目だものね。

そして放課後。
私は勇気を出して告白した。頭がパニックになっていてもう何を言っているかは全然判んなかったけど、最後にはっきりと『好きです』って言えた。
だけど帰ってきた言葉は『ごめん』だった。
何となく判っていた。判っていたから悲しくない。仕方ないんだって自分に言い聞かせたけど涙が溢れた。
そしたら彼はまた何度も頭を下げて『悪い』と繰り返した。
私は何も言わずに笑った。
それが今私に出来る精一杯だった。
そして私の告白は失敗に終わった。
だけども私は後悔はしていない。
あの人も言ってくれた。
『君は成長したんだよ。もう昔の君じゃない。告白は失敗って形で終わったけど、君はそれ以上の何かを得たはずだよ』と。
気持ちは未だに悲しみでいっぱいだけど昔みたいにここから居なくなりたいなんて思わなくなった。
私はここに居たい。
そして今度は私が貴方のあの人になってあげたい。
スポンサーサイト
22:26  |  夢物語  |  EDIT  |  Top↑
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。